2019-11-28 第200回国会 参議院 外交防衛委員会、農林水産委員会、経済産業委員会連合審査会 第1号
言うには、貿易赤字削減のためには日本車の輸入制限が必要だと、かなり強硬な主張をしております。ということは、これからアメリカ側にまたかなりなプレッシャーが掛かってくるということですから、本当におっしゃるように、この後、自動車関連の関税、完全撤廃できるのか、また私たちは多くを譲って多くを失ってしまうのではないかと国民の皆さんは心配されています。
言うには、貿易赤字削減のためには日本車の輸入制限が必要だと、かなり強硬な主張をしております。ということは、これからアメリカ側にまたかなりなプレッシャーが掛かってくるということですから、本当におっしゃるように、この後、自動車関連の関税、完全撤廃できるのか、また私たちは多くを譲って多くを失ってしまうのではないかと国民の皆さんは心配されています。
また、米国は近年、自国の貿易赤字削減を図るため、自動車や自動車部品に係る相当厳しい数量規制や、通商拡大法二百三十二条に基づく追加関税などの措置を他国に対して講じています。しかし、今回は、こうした措置を課さないことを首脳間や閣僚間で確認できたことは、大きな交渉結果であると考えます。
しかし、この議長声明というものは、これまでの全会一致による閣僚声明から事実上格下げをされたもので、なぜそうなったかといえば、これは、米国第一主義を掲げ、貿易赤字削減を目指し、反保護主義に抵抗する米国への配慮をした結果、本来閣僚声明というものをつくりたかったんだけれども、議長声明にとどめざるを得なかった、こういうことのようであります。
この中でも、日本に対する貿易赤字は米国に深刻な懸念を残した、こう表明して、自動車の非関税障壁や農産物の高関税を批判して、市場開放を通じて貿易赤字削減に取り組むよう求めているということになっています。
はいかなる増税もしないということを言う立場からともかく何かの増税はやむを得ないということに踏み切らざるを得なかったといいますか、そういう決心をされたこと、それからいまだに具体案が生まれないほどやはりあれは苦しい決断であったということを思いますと、何もできなかった場合を考えますと、やはりそれは評価をしていいのではないかというふうに思っておりまして、武藤委員の言われますように、しかしまだまだ財政赤字削減、貿易赤字削減
また、分析の一つの対策といたしましては、貿易赤字削減対策としては、一つはドル安だけでは一向に赤字は是正されない、限界があります。二番目には財政赤字の縮小、それから三番目には民間の過剰な消費体質の見直し、四番目には産業の国際競争力を強化すること、五番目には日本並びに欧州、特に西独の内需拡大等をアメリカはやらなければなりません。
こういう経済体質のもとで為替レートの調整をやりましても、もちろん貿易赤字削減効果はあるわけでありますけれども、かなり限定されたものにならざるを得ないということでございます。したがいまして、このアメリカの大幅な貿易赤字を圧縮するためには、輸入のふえやすい米国の経済構造自体を改善していく必要がある、こういうのが論文の趣旨でございます。
○国務大臣(竹下登君) 私に対する御質問の第二は、貿易赤字削減と高金利是正の米国の政策の見通し、こういうことであります。 アメリカにおける大幅な財政赤字が、高金利、ドル高を通じまして貿易赤字の大幅な拡大をもたらすなど今後の米国経済の行方にとって大きな懸念材料となっておる、御指摘のとおりであります。
まず第一に、青山参考人にお聞きしたいのでございますけれども、貿易赤字削減の方法といたしまして五つばかりお挙げになりまして、それで産業への政策介入というか、産業への援助とか助成というものをアメリカ側でやるべきだというお話でございましたけれども、過去において、また現在どのような例がございますでしょうか。